90分集中法 仕事での使い方
45分で雑念が増えたのに、90分まで座り続けていませんか。90分集中法で定める90分は達成目標ではなく、1回の集中区間の上限です。最初の5~10分はメールやメッセンジャーを開かずに選んだ仕事を続け、集中が先に崩れたら早めに休みます。 この方法を義務的な時間割だと考えると、座っていた時間と集中できた時間を混同しがちです。あなたが45分で切り上げても失敗ではなく、消耗したまま作業を引き延ばさずに済みます。 集中区間を機能させる基本手順 まず、企画、分析、問題解決など、思考の負担が大きい仕事を1つ選びます。メールの分類のような単純作業まで詰め込まず、判断力が必要な仕事に区間を使うのが要点です。 時間帯を選ぶ 覚醒度が高い時間に重要な仕事を置きます。午前中が合う人は午前を候補にできますが、睡眠タイプと勤務スケジュールを優先します。 90分以内を確保する 携帯電話を片付け、不要なインターネット接続を切ります。通知をすべて止められない場合は、緊急連絡の基準を先に決めます。 導入の散漫さを受け入れる 開始直後に没頭できなくても、5~10分は元の文書や問題に取り組みます。気が散った瞬間に受信箱へ逃げないための準備区間です。 終了のサインを見分ける 同じ文章を繰り返し読む、雑念が頻繁に浮かぶ、画面をぼんやり見る状態になったら中断します。 休憩ではニュースや動画など新しい情報の流入を避け、水を飲む、遠くを見る、ゆっくり歩くといった刺激の少ない活動へ切り替えます。仕事後の頭の疲れを増やしにくくし、次の判断に向けた回復時間を確保できます。 90分集中法の科学的な位置づけ 90分は、全員の脳が正確に同じ周期で働くことを示す生物学的法則ではありません。睡眠研究者Nathaniel Kleitmanが提唱した休息・活動周期や、Andrew Hubermanが紹介する実用的な考え方は参考になりますが、法的基準でも医学上の公式指針でもありません。 午前7時に起きる人について、最低体温の時点を起床約2時間前の午前5時と仮定し、そこへ4~6時間を加えると、午前9~11時が候補になります。ただし、その時間に必ず集中力が高まる保証はありません。候補内に連続する90分以内を置き、実際の状態を記録して調整するための計算例です。 ...